(公開日:2020.10.28)(更新日:2024.1.2)
僕は現在34歳で現役の介護福祉士(12年目)、妻も現役介護福祉士、2児のパパです。
今回は【あなたはどうかな?介護に向いている人・向いていない人】に関する内容です。
僕自身、「なんで介護職にしたの?」って友人に聞かれるぐらい介護の仕事に向いていないと思われていましたし、自身でも向いていないと思っていました。
そして「仕事の向き・不向きってなんだろう。向いていなければやらない方がいいの?」と思うようになりました。
そこで今回は、
・介護に向いている人・向いていないってどんな人?
・介護の仕事に興味はあるけど、自分が向いているか分からない…
・介護に向いていない性格だけど介護をやりたい
と思っているあなたの疑問にお答えしたいと思います。ぜひご覧ください♪
Twitter 、インスタ でも介護について発信しているのでみて下さいね!
介護に向いている人は?
まず、こちらが一般的に言われている介護に向いている人の例です。
あなたはいくつ当てはまっていますか(^^?
- 何事も前向きに考えられる
人と接する時間が長いため人間関係で悩む人も多い介護職。そのため、深く考え過ぎず前向きに捉えられる性格のほうが有利 - 仕事とプライベートの切り替えができる
身体的・精神的な負担がかかりやすい仕事のため、こうした負担を持ちこさずプライベートとの切り替えがしっかりできるほうが良い - 観察力と用心深さがある
相手がどんな助けを求めているか?普段と比べて様子はどうか?などを見抜く観察力が重要。また、転倒や事故などを防ぐための用心深さも大事 - お年寄りを敬う気持ち、お年寄りとの関わりを楽しめる気持ちがある
お年寄りのペースに寄り添って穏やかな気持ちで対応できることが大切。
介護に向いていない人は?
結論を言ってしまうと「介護に向いていない人」は、いないと思います。
その理由を説明していきます。
こちらは以前、僕がTwitterでつぶやいたものです。
なんで介護士になったの?
と言われそうですが私の性格は、
・人見知り
・笑わない
・人前で緊張、すぐ頭まっしろ
そんな私が今や
・スタッフや利用者に明るく笑顔で対応
・1時間前に出勤しスタッフ・利用者に声かけ
・堂々とレク・体操・勉強会主催
変わろうと思えば人間変われる!
— ひろと@介護×Blog (@Hiroto15_0507) July 23, 2020
これに加えてネガティブでもありました。僕の性格は「介護士に向いている人」とは程遠いものだったのではないかと思います。
そんな僕でも現在、介護士歴11年で有料老人ホームのフロア統括をしています。
「自分はこの仕事向いていない」と思いこんでいるだけで、「向き・不向き」というものはないのではないかと思います。僕自身、介護の仕事に向いていない性格だったこともあったのか、失敗が多く1年間は上司に毎日怒られました。
周りのスタッフからは白い目で見られ、ツラく悩んだ時期もあります。その悩んだ時期があったからこそ真剣に介護に向き合い、勉強しました。また、介護には向いていない性格ではありましたが、介護の仕事は楽しかったのです。
ただ、人間関係は改善がなかなか難しく、心理学の本を読みあさり試行錯誤する毎日。人間関係がうまくいっていて楽しいと思える仕事であれば、自分に向いていなくてもやれるし、楽しくやれるような自分に近づくことができるのです。
そして、後天的に向いている仕事にすることが出来る!
ですので仕事に不向きなどなく、気持ちが大事であるということですね♪
ちなみに僕が人間関係で悩んでいた時のオススメの書籍はこちら⇩
さいごに……
介護の仕事をするにあたって、「向いている」「向いていない」はあまり重要なことではありませんね。それに、自分がその仕事に向いているかなんて簡単に分かるものではないですよね。
それよりも、「人のために何かしてあげたい気持ち」「お年寄りを敬う心」が大切ですね。
「介護の仕事に興味はあるけど、自分が向いているか分からない…」という方は、
- 向いている・向いていないより、お年寄りを敬う気持ちが重要
- 「人のために何かしたい」と思えれば、それだけでも十分な素質がある
- 適した性格は、介護施設の種類によってもやや異なる
人を敬う気持ち、人とのかかわりを楽しむ気持ち、人のために何かしたいという思いがあれば、介護職だけでなくどの職場でも大丈夫です。
僕の周りでもコロナの影響で収入が激減した友人が何人かは介護職に転職を考えています。 この友人はこれまで介護とは一切関係のない職業で働いていました。
しかし転職を考え始め、介護職とはどんな職業か、自分にもやれることはあるのかという相談を持ち掛けられた時に、上記の【想い】があれば介護職として十分に働いていけるということを伝えました。
その結果、友人は折をみて介護職への道を歩き出そうと今まさに準備をしている段階です。そして僕はそんな友人にまずは介護職員初任者研修の資格取得をおススメしました。介護職への強い関心や興味、想いを資格を取ることで自信に繋げていけるからです。
また、コロナ禍で実際に僕が感じたことは、ある意味介護職は安定の職業かもしれないということです。もちろん低収入と言われてしまうところもありますが、施設選びに成功し普通に勤務が出来れば俗に言う世の中の平均年収以上を得ることもできます。
介護に興味があっても向いていないかもしれないと躊躇しているあなた。まずは介護の世界に一歩踏み出してみませんか?